「台東区の補助が使えるのか、東京都の制度なのか」——そこで止まる人は、思っているより多いと思います。費用が高いから、補助が使えるかどうかで、そもそも検討を進めるかどうかも変わりますよね。
台東クリップのエリア担当ライター、のりです。入谷在住で、この街の制度まわりをよく調べています。今回は台東区で卵子凍結の補助を調べている人向けに、制度の切り分け方と公式確認の入口を整理しました。
区の制度と都の制度の見分け方、居住要件、年齢や申請の順番で迷いやすい点、説明会の位置づけ、指定医療機関のことなどを順番に見ていきます。
台東区で補助を探すとき、まず確認したいこと
台東区で「卵子凍結 補助金」と検索すると、区の名前で出てきた情報でも、実際の制度は東京都のものです。
2026年5月時点で確認できる限りでは、卵子凍結に特化した台東区独自の補助制度は公式で確認できません。ただし制度は年度ごとに見直されることがあるため、区の窓口で直接確認することをおすすめします。
台東区在住であれば、東京都の「卵子凍結に係る費用の助成」が使うことができます。
区の補助と都の助成を見分けるには
卵子凍結についての助成は、現時点では東京都が実施している広域制度が中心。台東区に住んでいれば、東京都の制度の対象になります。
見分け方としては、制度の実施主体が「台東区」か「東京都」かを公式サイトで確認するのが一番確実。まとめサイトの情報は、更新が遅れていることがあります。
居住要件で確認しておきたいこと
東京都の助成は「都内に住民登録をしている女性」が対象です。単に暮らしているだけではなく、住民票が都内にあることが必要。この点は見落としやすいです。
加えて、説明会に申し込んだ日から、凍結が完了して申請する日まで、継続して東京都内に住民登録が必要とされています。途中で区外・都外へ転出した場合の扱いは、必ず公式で確認してください。
年齢と申請の時期で迷いやすい点
東京都の制度では、採卵を実施した日の年齢が「18歳以上40歳未満」であることが要件のひとつです。
迷いやすいのが、「申請時の年齢」ではなく「採卵した日の年齢」で判定されるという点。39歳で採卵をすれば、40歳になってから申請しても年齢要件は満たせます。逆に、採卵日を40歳以降にしてしまうと、申請前に要件から外れます。
年齢が気になるなら、早めに説明会を確認する価値があります。
説明会と事前登録の位置づけを知る
東京都の制度では、助成を受けるために「都が主催するオンライン説明会への参加」が必要です。説明会に参加してから協力申請、承認を受けてから医療行為を開始、という順番が基本です。
説明会は各回定員175名の先着順で、約2か月先まで予約できる仕組み。定員になると締め切られることもあります。
説明会への参加は、卵子凍結をすると決めてからではなく、「まず話だけ聞いてみる」という段階で参加してよいのが、この仕組みの助かるところですね。

説明会に参加してから、凍結するかどうかを考えればいい
指定医療機関の確認で見落としやすい点
東京都の制度では、「登録医療機関」での受診が必須です。かかりつけの婦人科であっても、登録がなければ助成の対象になりません。
医療機関のリストは東京都福祉局のサイトで公開されています。受診前に、希望するクリニックが登録済みかどうかを確認しておくと安心です。「登録されているか分からないまま受診してしまった」という声も見かけます。
費用のどこまでが対象になるか
対象となる医療費は「採卵準備のための投薬・採卵・卵子凍結」に係る費用です。凍結後の年間保管費用そのものは、別の費用として扱われます。
- 凍結時の助成
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卵子凍結を実施した年度に上限20万円
- 翌年度以降の助成
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調査に回答した際に年1回2万円(2028年度まで)
- 生殖補助医療への助成
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凍結卵子を使用した際に1回上限25万円(最大6回)
助成額は凍結した年度によって変わります。たとえば2026年度に凍結した場合、最大24万円が目安です。ただし詳細は公式で確認してください。
制度名が似ていて混同しやすいもの
「卵子凍結の補助」と調べると、よく似た名前の別制度が出てきます。
- 東京都「卵子凍結に係る費用の助成」
- 東京都「若年がん患者等妊孕性温存治療費助成」
- 国の不妊治療保険適用(別の枠組み)
がんや病気の治療に伴う妊孕性温存を目的とした助成は、「加齢を懸念して行う卵子凍結」への助成とは別の制度です。対象要件も手続きも異なるため、自分がどちらに当たるかは医療機関や公式窓口に確認するのが確実です。
公式情報はどこで確認できるか
東京都の助成に関する公式情報は、東京都福祉局のウェブサイトに掲載されています。制度の対象要件・申請方法・登録医療機関リストがまとめて確認できます。
「東京都 卵子凍結 助成」で検索し、福祉局の公式ページを開く
年齢要件・居住要件・説明会の申込方法をページ内で確認する
区独自の上乗せ制度がないか、区の担当窓口に確認する
電話での問い合わせは、平日9時から17時が受付時間。時間外の対応はないため、昼休みや仕事の合間に確認するのが現実的です。
よくある失敗と対象外になりやすい状況
先に結論を言うと、この制度で対象外になるパターンはいくつかあります。
- 説明会の前に医療行為を開始してしまった
- 登録外の医療機関で採卵を受けた
- 採卵日に年齢が40歳以上だった
- 申請期限を過ぎてから気づいた
- 不妊治療目的の採卵・凍結だった
特に「説明会より先に動いてしまう」ケースは、知らないと起こりやすいです。やむを得ない事情がある場合は例外規定もありますが、原則として説明会参加が先。ここは公式で手順を確認してから動くのが安心です。
向かないケースと注意しておきたい点
制度はあっても、自分の状況には合わないことがあります。医療的な判断は主治医と相談するものですが、制度の仕組みとして向かないケースはあります。
- 不妊治療が目的の方
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すでに不妊症の診断を受けている場合は、この制度の対象外になります
- 都外在住の方
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住民票が都外にある場合は、東京都の制度は対象外です
- すでに一度助成を受けた方
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この助成は制度開始以降、一人につき1回のみです
自分が対象になるかどうかは、公式の要件一覧と照らし合わせてから、必要であれば窓口に問い合わせるのが確実です。
僕が今日の入口として伝えたいこと
娘が社会人になってから、こういう制度が身近に感じられるようになりました。「補助があるなら一度調べてみよう」という気持ちで動き始めた人が、入口で迷って止まったままになるのはもったいないと思っています。
最初の一歩は、東京都福祉局の公式サイトで説明会の日程だけ確認してみることで十分です。今週末に少し時間があれば、サイトを開いて次の説明会の日程をメモしておくだけでも、気持ちの整理がつく気がしています。
「まだ迷っている」でも説明会には参加できます。その日程がいつかを知っておくだけで、焦らずに考えられるようになりますよ。ぜひ、今日の小さな一歩にしてみてくださいね。












