「お富士さんの植木市」のポスターが町の至る所に張り出されると、またこの季節になったかと感じます。三社祭が終わって、町に静けさが戻ってくると初夏を感じさせるお富士さんが始まります。
僕は台東区入谷在住で、地域情報メディア『台東クリップ』のエリア担当ライター「のり」です。上野から浅草あたりは週末によく歩くエリアで、この植木市も何度も足を運んでいます。場所が少し分かりにくいのでそこから始めます。
この記事では、開催時期の見方、会場への行き方、当日の回り方、植木を見るときに確認しておきたいことを整理します。会場内で開かれる無料ワークショップの情報も合わせて紹介します。
お富士さんの植木市とはどんな行事か
浅草富士浅間神社の縁日にあわせて開かれる植木の市です。「お富士さん」は神社の親しみ名で、浅間神社のことを地元ではそう呼んでいます。
約400年続く行事とされており、かつては入梅の時期に植えた木はよく根がつくという言い伝えがあり、それが評判を呼んで市として広がったと伝えられています。主催は浅草観音うら振興会で、浅草観光連盟が情報を公開しています。
どこで開かれるか、会場の範囲を知る
会場は台東区浅草5丁目・浅間神社周辺の道路上です。浅草柳通りを中心に植木商の露店が並び、一葉桜・小松橋通りには飲食物を扱う店が出ることがあります。
浅間神社は道沿いにある小ぶりな神社で、会場の起点として覚えておくと分かりやすいのかもしれません。市の期間中は特別御朱印を頒布していることもあるので、神社に立ち寄るのも一つの楽しみ方です。
開催時期の見方と2026年の日程
毎年5月と6月の最終土・日曜日の計4日間が基本のパターンです。2026年(令和8年)は、一の富士が5月30日(土)・31日(日)、二の富士が6月27日(土)・28日(日)の開催です。
年によって日程がずれることもあるため、出かける前に台東区または浅草観光連盟の公式情報を確認することをおすすめします。問い合わせ先は浅草観光連盟(電話:03-3844-1221)です。
会場までの行き方と目印になる場所
電車の場合、各線の浅草駅から徒歩約10分が目安です。銀座線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス、どの浅草駅からも歩ける距離にあります。
バスなら、都営バスの浅草4丁目バス停から徒歩2分、東京水辺ライン墨田区役所前からは徒歩約16分です。浅草寺二天門前から徒歩約13分、都観光光汽船発着場からも徒歩約14分の案内がポスターに記載されています。
初めて来る場合は、雷5656会館を目印に浅草柳通りへ向かうと分かりやすいです。浅草寺側から来るより、一本裏に入るイメージで進むと迷いにくいと感じます。
どんな植木や品が並びやすいか
草花の苗、庭木の鉢植え、盆栽など、幅広い植物が並びます。過去の様子では、ししとうやナスといった野菜苗、小ぶりな観葉植物、和の植木なども出ています。

出店内容や取り扱う品は年や店によって異なります。何かを目的に買いに行くより、歩きながら気に入ったものを見つける気持ちのほうが楽しめます。

行ってみて、気になる鉢があればその日に決める気軽さがちょうどいい
参加無料のワークショップも開かれます
2026年の植木市では、柳通り特設会場でワークショップが開かれることがポスターで案内されています。講師は盆栽家の岡村敏之氏で、参加費は無料です。
- ミニ盆栽ワークショップ
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開催日:5月30日(土)・31日(日)、各日14:00~15:30
- 苔玉ワークショップ
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開催日:6月27日(土)・28日(日)、各日14:00~15:30
- 共通事項
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参加費無料、製作した作品はお持ち帰り可。
1時間前に現地にて整理券の配布が行われ、定員を超える場合には、その場で抽選会が行われます。
植木を買う前に確認しておきたいこと
どこに鉢を置くかを考えてから購入するのがお勧めです。
- 日当たり・スペース・水はけを事前に確認
- 鉢の大きさは現地で持ち上げて確認が確実
- 水やりの頻度を店の方に一言聞いておく
- 価格は複数の店を見てから決めると後悔が少ない
在庫も日ごとに変わりますので、欲しいと思ったらその場で判断するほうが後悔は少ないと思います。
持ち帰りと置き場所を考えてから動く
持ち帰りで困るのは、両手がふさがること。大きな鉢は運びにくく、電車では周囲への気遣いも必要です。
置き場所の日当たりとスペースを頭に入れてから鉢のサイズを絞ると選びやすくなります。
小さな鉢ならエコバッグ、大きな鉢は折りたたみカートがあると楽です。
会場に駐車場はありません。周辺のコインパーキングを事前に調べておくと当日が楽です。
混みやすい時間帯の見方と動き方
開催時間は概ね9時30分~20時とされることが多いですが、年によって変わる場合があります。公式情報で確認してから動くのが安心です。
午前中の早い時間帯は比較的ゆっくり見られる傾向がある一方、昼過ぎから夕方にかけては人が増えやすい。僕がこのエリアで感じるのは、昼の14時前後が一番人の流れが濃くなる印象です。
ワークショップも14時スタートなので、植木を見ながら自然に流れ込める時間帯。混雑・交通規制の有無は公式や当日現地で確認するのが確実です。


雨の日や暑い日の準備と心構え
5月末から6月末は梅雨の入り口にあたります。雨が降っても開催される場合がありますが、状況によって変更の可能性もあるため、当日の開催状況は公式情報で確認する前提で動くのが安全です。
晴れた日は日差しが強く、屋外の道路上を長時間歩くことになります。帽子や飲み物など、熱中症対策は忘れずに。ふらっと立ち寄るにしても、動きやすい靴で来ると会場を回りやすいです。
今週末、ふらりと行くための一歩
まず今日、台東区か浅草観光連盟のページで開催日を確認してみてください。一の富士は今週末、5月30日・31日です。日程さえ分かれば、あとは浅草駅を降りて柳通りへ向かうだけです。
僕はこういう催しは、「ふらっと寄れるか」が大事だと思っています。植木を買わなくても、無料の盆栽ワークショップに顔を出すだけでも十分楽しめます。作った作品をそのまま持ち帰れるのも、気軽さのひとつです。
今年の初夏の外出先として、一度歩いてみてもらえたらうれしいです。気になる鉢があったら、帰りの荷物のことだけ確認してから、ゆっくり選んでみてくださいね。












